組織をリードする方法は、いろいろなやり方がある。トップの考えが絶対的で、それに従って全てが動くといった会社もあれば、合議形式で物事を進めていくやり方もある。今日の松下幸之助の一言には、下記のように書かれていた。
相談調が大事
たとえば、ある一つの仕事をしてもらう場合、単に命令すればそれで事がはこぶ、と考えてはいけない。指示し、命令するだけだと、とかく“命、これに従う”ということになって、ほんとうにいい知恵、力強い姿は生まれてきにくい。
だから、「あんたの意見はどうか、ぼくはこう思うんだがどうか」というように、できるだけ相談的に部下にもちかけることが大事だと思う。そうして部下の考え方なり提案をとり入れつつ仕事を進めていくようにするわけである。そうすると自分の提案が加わっているから、その人は仕事をわが事として熱心に取り組むようになる。人を活かして使う一つのコツは、そういうところにもあると思う。
私も同感である。なかなかこうした方法を身につけられないが、こうしたことが我々の組織には合っているし、若い世代の活躍を期待する場合には、特に必要と思っている。社員全員が、5%前向きに行動するだけで、とんでもない可能性が広がったりする。また、こうして相談を持ち賭けることで、考え方の伝達も可能となる。もっともっと会話して行こう。