2000年から非常にニッチなコールセンターのITに特化して製品やサービスを開発し提供する事業を進めている。当該領域(コールセンターのIT領域)は、まだまだ需要拡大傾向である。
ということではあるが、”コールセンター”と”IT”の掛け算を事業としているので、”コールセンター”というキーワードについては敏感である必要がある。また一方で、”IT”についてもアンテナを張っておく必要がある。
”IT"についていろいろと考えていることがある。テクノロジーの変化というかIT業界というものの変化。私が社会人になったころのIT業界というものは、IBMとかNECとか富士通とかが圧倒的に業界をリードしてきた時代で彼らのメッセージはいろんな意味で重要であった。それから、SAPとかORACLEとかソフトウエア主導でのマーケットへと変化し、最近はGooglとかyahooとかblogとかSNSとか、いわゆるネット系/Web系技術領域の話題が何かと多い。明らかに、業界の”話題”の流れに変化がある。
コールセンターのITニーズは、まだまだ旧世代というか一世代前のテクノロジーで十分にニーズに答えられるし、またそうでないと売れなかったりする。マーケット的には、アーリーマジョリティー市場。テクノロジーがどんどん変化しているというか、インターネット系の技術の話題が多い中で、マジョリティー市場をターゲットにして事業展開をしている方が現時点では収益に繋がる。
しかーーーし、最近私の脳裏の一部でふつふつと動き始めた何かがある。(あくまでも、企業を対象としているIT製品とかサービスの範囲に限定してのことであるが、、、。)
それは、システムを使うのは”無料”という時代の本格的到来だ。特に、業務論理を持たないツールっぽいシステム(例えばサイボーズ)は、無料になっていくという仮説。オープンソースの普及が一つの要因であるのと、インターネット社会による影響という2つの要素によるところが大きいと思っている。(これについては、細かく書きません。長くなるので、、、)
無料という代わりに、何を得ることになるのか?
逆に無料で配布することなど起こりえないという領域とは何か?
小さいラボを作りたい。いろいろ試したい。
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