新聞で1円入札の記事を見ました。どの記事かは、ここでの論点に関係ないので控えます。
主に、企業体力がある大手企業様が、該当案件での利益をまったく無視して見積りしている訳ですが、該当案件以外での利益が十分に見込めるから行うのでしょう。では、該当案件以外での利益とは、どんな利益なのでしょうか?
我々ベンチャー企業は、とても1円で入札するような体力などありません。官公庁様でも、民間の大手企業様でも、ベンチャー企業様でも、同じ見積り基準でご提案差し上げております。我々が提供する付加価値に対して、妥当な対価で仕事をしたいと考えています。当然ながら、我々のサービスや製品の価値が低ければ、いくら提示した金額でもお客様は見向きもしてくれません。そういう意味では、マーケットが価格を決めていると思いますので、お見積りした金額は状況に応じて調整していくか、または付加価値をもっともっと上げていくしかないと思っています。
個人的な考えですが、ただ安いだけの買い物ってなんでしょうか?まったく同じものであれば、それは安い方がいいでしょう。また、どうでもいい物というか、重要ではないものなどは、それほど中身に拘ることなしに、価格で判断することもあるでしょう。
さて、コールセンターのシステム化、設備投資という領域は、どのような位置づけなのでしょうか?どうでもいい領域なのでしょうか?ただ単純に安い方で決める領域なのでしょうか?顧客との接点であるということを考えてみてはいかがでしょうか?ただ安いだけで決めていいものなのでしょうか?
PS.我々ベンチャー企業は、赤字受注も簡単にできてしまう競合企業様とも競争していかなくてはなりませんが、これもまた楽しいものであり、ますます頑張りたくなってしまいます。
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