多少なりとも人生を長く生きてくると、それなりの経験とか知見が自然と着いてきます。経験が浅い人と話をすると、どこまでのことを経験し理解しているかが想像できますし、逆に自分より深いところを知っていそうだという空気を感じることもあります。
コンタクトセンターの構築案件でも、散々コールセンターについて悩んできたというクライアントと、初めて構築するクライアントでは、相当な違いがあります。また、相手も同じように、我々の経験レベルを感じています。そうした空気を感じていないと、自分勝手な会話しかできませんし、案件として成立はしません。
営業だけはありません。
全てに言えることだと思いますが、自分が経験し理解できていることは、まだまだ少ないと思っておいた方が何かとうまく行きます。特に、成長しようと努力したり、いろんなものに目を向ける癖がつきますので、成長を早められるかと思います。
今の自分としての意見とか考えを持っていることは大切なことですが、まだまだ見えていないことがたくさんあると思っておいた方が成長できます。
色々な物に目を配る、客観的に自分をみられる、色々な意見を素直に聞く(取り入れるかどうかはまた別)と言ったことが、責任を持っている立場には非常に重要だと最近あらためて感じています。
主観的な情熱と客観的な冷静さ、これを出来るだけバランス良く持てるかが大事なのだと自分は思っています。
主観的すぎて暴走したり、意見を遮断したりしても駄目。
客観的すぎて推進力に劣っても駄目。
自分は全然実践できていませんが、日々自分に言い聞かせて精進して行こうと思う今日この頃です。
投稿情報: niwaken | 2006-08-05 17:09