今日の松下幸之助さんの一言をご紹介させて頂きます。
とどめを刺す
日々のお互いの仕事の中で、もうちょっと念を入れておいたら、とあとから後悔することが少なくないような気がする。
一生懸命に努力して、せっかく九九%までの成果を上げても残りのわずか一%の「止め」がしっかりと刺されていなかったら、それは結局はじめからやらなかったと同じことになる。いや中途半端にやっただけ、むしろマイナスになる場合が多いのではあるまいか。念には念を入れよ、である。仕事を完全にやり通すのに念の入れ過ぎということはないのである。とどめを刺さない仕事ぶりがあったら、お互いにその不徹底を大いに恥とするほどの厳しい心がけを持ちたいものである。
確かに、その通りだと思います。システム開発プロジェクトとも、最後の最後のハードルをしっかり越えることで、初めて使えるシステムになります。100m走でも、ゴールを通過するように走らないと、頭一つで負けてしまうこともあると言います。
また、事業活動の中で、新製品やらサービス開発で下記のようなことが起こっているかと思います。
- 企画段階で終わってしまうこと
- 実行して途中で諦めてしまうこと
- 実行しても、なかなかうまくいかなくて中止してしまうこと
- 実行しても、なかなかうまくいかないので、別のことを考え出すこと
という感じに、途中で終了したり、すぐに目移りしてしまうようなことがあるかと思います。何事も簡単に成功したり、他よりも優れているものを生み出すことは簡単ではありません。すぐに諦めたり、自分が置かれている状況でもがいたことがないとしたら、いつになってもすばらしいものなど生み出すことはできないと思います。
諦めずに最後まで力を抜かないでやり遂げることができたら、成長できると信じています。
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