ソフトウエア無料の時代がどんどん近づいてきている。
Linuxをはじめとするオープンソースの普及は、IT業界に身をおく人には大変身近であるが、Googleが無料ソフトを出したことで、一般利用者まで巻き込んだソフトウエア無料の時代へと加速していくのだろうか。。。
以前のblogでも書いたが、汎用化されたソフトウエアは無料になってもおかしくない。ましてや、その機能が多くの方に利用されるとなると、無料で提供してその利用者との接点を持ち、別のサービスで課金する流れは、誰でも想像つくだろう。今回のGoogleが提供した機能は、”スケジュール機能でしょ。それほど深く考えてないよ。簡単に作れるし、誰でも必要だろうから、、、”といった程度の気持ちでリリースしているのかもしれないが、このスケジュール機能を提供するソフトウエアプロダクトを事業としている企業にとっては、大変脅威であることは間違いない。
サイボーズが、プロダクトからサービスへシフトしつつあることは、こうした背景にあると思う。
汎用的で、利用者がたくさんいて、日常的に利用するツールっぽいソフトウエアは、ASP型無料サービスで提供されると考えておいた方がいいだろう。
汎用的ではなく、利用者は限定されていて、業務職が強く、簡単にはまね出来ないようなものであれば、こうした脅威は起こりにくい。
ソフトウエアプロダクトを事業としている企業は、自社の競争優位とか参入障壁とか事業モデルとか、しっかり考えておかなくてはならない時代になってきた。
いよいよ、個人を中心として広がってきたインターネット系が、少しづつではあるが企業向けにも広がりつつあることに他ならない。
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