弊社のコールセンター向けASPであるkeepa(キーパ)は、米国のContactual社のシステムをベースに提供しています。Contactual社は、米国でもオンデマンドコールセンターサービスでは、トップ企業です。
弊社でも昨年の秋から当該サービスを開始していますが、徐々に日本でもオンデマンドコールセンターの需要が高まっていることを日々感じています。
日本の当該市場はこれからではありますが、弊社のサービスの認知度も上がり、1位2位を争う状況になりましたので、今後の展開が楽しみです。
さて、ASPモデルは本当に儲かるのか?といった観点で、KLabの真田さんのblogは大変興味深い内容が書かれています。
Contactual社も、真田さんが書かれている通り、営業コストを徹底的に少なくしています。既に、多くのお客様が利用しているのですが、一度もクライアントを訪問したことがないという状況です。インターネットのキーワード検索から資料請求が始まり、営業プロセスに入る訳ですが、Webコラボレーションでデモをします。また、電話交換機能を提供するというインフラ系のセットアップについても、全てリモートで電話とWebコラボレーションとセットアップマニュアルで準備し、稼動を迎えます。ビジネスショウにも出展しませんし、書籍などへの広告も利用しません。インターネットの検索でヒットするようなネット広告系と電話セールスの人件費のみが、営業コストです。徹底的に営業コストを下げると同時に、ASPサービスの特性を十分に理解したビジネスモデルで運営しています。
米国では、そもそも広い土地であり物理的に離れている。また、合理的に考える風土がクライアントにもあるからだと思います。日本では、ASPサービスを提供している企業でも、営業マンが訪問することは当たり前になっています。また、クライアントの方も、ASPサービスといっても企業のインフラという重要な設備ということもあり、検討段階でも何度も足を運んだり、また弊社からも何度も打ち合わせをすることが殆どです。
日本という風土の中で、重要な設備インフラとしてのオンデマンドコールセンターの販売方法などを、もっともっと追求していかなくていけないと理解しています。
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