今朝のFM東京から、三越と伊勢丹の統合の話が流れてきました。
一昔前は、右と左くらいの関係であって絶対に一緒になるなんて創造もついていない企業同士が統合するといった話題が多くなってきました。
企業合併は、紙に調印してから何年も掛けて、本当に統合された企業になっていくわけですが、もたもたしているとその効果はなかなか発揮できません。システムを統合するのも莫大な費用が掛かります。もっと難しいのが、組織体制として一本化するあたりでしょうか?
小学校から中学校に入学した直後は、出身小学校を引きずった状態です。それが、時間がたつに従って、教室ないでのいろんな力関係やら、それぞれの特徴やら、もろもろ見えてきて自然と出身校のことを忘れ、中学校という単位で、また新たな友達関係などができてきます。
ある意味会社の合併も同じようなことが起こっているかと思います。ただ、会社ですから、自然の流れで出身企業を忘れて一つの会社になるまで待つほど、のんびりしていられないかと思います。できる限り短期間に一つにならなくては、統合効果など出せるわけがありません。財布を一つにしても、人や組織面での施策が重要かと思います。
三越、伊勢丹はブランドを維持した経営統合と聞いていますので、組織への影響範囲は小さいかと思いますが、しばらく見守っておきたいと思います。
あっ、企業統合におけるシステムについて、、、、は、また別途。長くなるので、この辺で!