組織運営方法は、その会社の事業特性や規模、または経営トップの方針により、様々な方法がある。 組織体制の観点で言えば、個々の事業単位をはっきりさせて運営するために、事業部制を引いているところもあれば、もっと踏み込んでカンパニー制とかホールディングス方式でエンティティを分けているところもあるし、また毎年組織を再設計するくらい頻繁に体制変更するところまである。
人事制度の面からすれば、勤務形態とか報酬体系とか評価とか様々だ。四半期単位に評価・報酬支払といったサイクルで運営しているところもあれば、自分の達成目標を示した上で報酬希望額を提示するといったところまである。昔経験した組織とか人事に関連したコンサルティング案件に比べると、本当に様々なやり方が存在するようになったと思う。
コミュニケーションなどの領域を見てみると、非常に若い世代の会社は、例えば朝礼といったような新しくない施策を実行していたり、新たなツールであるblogやSNSを通じてのコミュニケーションも非常に盛んに行っているなど、古いもの新しいもの、アナログチックなものデジタルなものをうまく利用している会社もある。
過去も現在もやり方は違うとしても、それによる目的とか期待効果とか狙いは変わっていないわけで、単純に組織とか社員のパフォーマンスを最大化し、事業の成長をより効率的に実現することに他ならない。技術とか投資方法の選択枝が増加してきたことや、ベンチャー企業で急成長している企業の存在や、ITの進化についていけていないために、何か新しいことをしなければいけないように焦っている企業/経営者も多いように感じる。
IT進化についていけていないとか、理解できないとしたならば、自信を持って進められるやり方で貫くか?それとも、信頼できる若い世代に思い切って任せるか?しかないように思う。 重要なのは、過去も現在もやり方は違うとしても、それによる目的とか期待効果とか狙いは変わっていないことをしっかり認識合わせができるかが重要だ。
コメント