通販事業を始める、、、といった案件に関与することが多い。プロジェクトは、必死になって、商品選択から決済、物流といった通常の流れに夢中になる。通常のフローなどに沿っての業務やシステムの要件定義を進める。通常の流れを作り上げるのは、世の中に多くのパッケージが存在するようになったり、経験も積んできているので、それほど大変なことではない。ところが、非常にローカルな要件や、返品・交換といったイレギュラー業務(私には、ごくあたり前だと思うが)への考慮で四苦八苦する光景を見かける。また、顧客対応窓口で起きていることをまったく想像できていないケースが多いのには驚く。通常の業務の流れは、システムが勝手に進めてくれるので、あまり人が関わらないが、イレギュラー対応への業務量は無視できない量であることを理解しておきたい。
世の中、このイレギュラー対応で多くの時間というか無駄を発生することになっている。自分の作業量を分解してみると、結構イレギュラー対応に使っていることに気がつく。
システムの設計・開発に関しても、要件定義やら設計工程をしっかり決着していないと、開発やテスト工程での手戻りが発生し、この対応は通常の作業よりも難易度が高く、また多大な工数が必要になる。ましてや、システムの完成度が甘かったりすると、利用を開始してからのトラブル対応は、想像以上に多くの無駄な工数を発生させてしまう。
上記のイレギュラー対応は、どちらかと言うと自分達の業務の進め方とか改善で、無駄な業務を少なくすることは可能であり、原因が主に自分達にあるがゆえに、まだ納得できる。
最近ではウイルスが飛んできたり、ハッカーに攻撃されたり、無記名での変な投稿がきたり、結構な無駄な労力を使わなくてならないことがある。これらに対応する業務負荷が馬鹿にならないというか、納得できないというか、残念でたまらないというか、、、。
しかし、インターネットなど、どんどん普及していくことは避けられないので、受け入れていくしかない。また、この対策を怠ると、とんでもない被害になってしまう可能性がある。安心して眠れるためにも、事前に対応しておくことが必要だ。